開発秘話


ご覧いただきありがとうございます!
ここでは、「HighlightPickerを作成・公開するまでの話」を書いたので、ぜひ読んでみてください!

Kindleに出合い、驚愕した過去

Kindleという”超最強サービス”に出会ったのは、かれこれ10年以上前。

Kindleアプリアイコン

使い始め当時は、その便利さに驚愕でした。

更にKindle読書にはまった要因が、「KindleUnlimited」

更に、自分をKindle中毒にしてくれたのは、「KindleUnlimited」というサービスです。

このサービス、本当にすごいです。
どんなサービスかというと、「月1,000円でKindle本が読み放題になる」ものです。
1冊の値段で本が読み放題になるんですよ!「え、どういうこと!?」って状態です。

初めて知った時、「Amazonさん、これはさすがにお得すぎやしないかい?」と感動したのを覚えています。

KindleUnlimited紹介バナー

このサービスのおかげで紙の本を読むのがぱったりなくなり、月に何冊、何十冊と、猛烈にKindle読書をしてきました。

しかし、Kindleには一部「不満」があった

ここまでべた褒めしたKindleですが、使い続けるうちに、とある「①不満」と「②恐怖」が出てきました。

まずは、「①不満」から。
Kindleには、ハイライト(=マーキング)した文章を、後からWeb上で見返えせる機能があります。
とても便利な機能なんですが、使っているうちに「いまいちだな…。」と感じる点がありました。


Kindleメモとハイライト
Kindleメモとハイライト画面

何が”いまいち”かというと、「検索機能の弱さ」です。
このサイトでは、「本を1冊指定した後でないと、ハイライト検索ができない」ような仕様になっているんです。

どういうことかご説明します!

このサイトは、以下のような使い方をします。

  1. 読んだ本の一覧から1冊クリックするとハイライトが表示される
  2. 目的の文章をキーワード検索で取り出す
一見問題はなさそうですよね?

これでも、欲しいハイライトがどの本に書いてあるか”明確な時”には、問題ないんです。


でも、実際にハイライトを検索するときって、以下のような場面じゃないですか・・・?
・・・そう。
こういったときに非常に困るわけです。

なぜなら、「本を1冊指定してからじゃないと、ハイライトが表示されない」から。
これでは、「どの本に書いてあるか忘れた!!」ってときに、1個ずつタイトルをクリックして・・・、としなければいけません。
「やってられんっ!!」っていうのが、Kindleを使い慣れたときに感じた、非常に大きな不満でした。

更にKindleには「恐怖」がある

さらに、Kindleを使っていてふと、こんな恐怖を感じました。
「Kindleって、アカウント削除とか、サービス終了とかしたら、本とかハイライトってどうなるんだろ?」

そこで、色々とネットで調べてみました。
結果、こんな話をみつけたんですね。
ITジャーナリストの三上洋さんは「紙の書籍は所有物だが、電子書籍には所有権はない。あくまでも『利用権の購入』なので、規約違反などでアカウントが停止されれば、すべての蔵書を一瞬で失うことになる」という――
引用:https://president.jp/articles/-/49689?page=1

「全ての蔵書を一瞬で失うことになる」

この強烈な一文に「ひええ、、。」ってなりました。

せっかく読んだ本、マークした文章データがすべて消える可能性がある。
考えただけでも恐ろしい事態です。
滅多にそんなことは起こらないとは言え、「そういう可能性がある」っていうだけで、すごく恐ろしく感じます。

そのリスクを考えて、クラウドメモ帳とかにハイライトを出力・保存する。そんなことをしている人も多いでしょう。
でも、1冊ずつそんな作業をするのは面倒くさい…。
そういう気持ちで悶々としていました。

そこで思いついた対策が「個人サービス」の開発

そこで、ふと、「1つの解決策」が浮かびました。

「自分で、管理サービスを作っちゃえばいいんじゃないか・・・?」

ITエンジニアとして日々会社でプログラムを書いている自分。
目の前には、大事なデータの山。

「こうなったら、今までのスキルを総動員して自分で作ってみよう!!」
そうして作り始めて完成したのが、「HighlightPicker」です。

Kindleデータを「安全に」「体系的に」管理する

このWebアプリの最大の特徴は、「Kindleハイライトデータを、体系的に管理できる」ことです。

これらを”半自動で”取り込み、きれいな表形式で閲覧できます。

HighlightPickerタイトル一覧

そしてもちろん、肝心の「キーワード検索機能」があります。
「〇〇っていう文章、どの本に書いてあったっけ!?」ってときに、そのキーワードで検索をかけて高速に文章の取り出しが可能です。

また、このサービスの中にハイライトデータが保存されます。
よって、Kindleのサービスが突如終了しても、これまで蓄積した自分のハイライトデータは死守できるという「安心感」も魅力です。

Kindleを読んでマークしていくだけで、「最強の読書メモデータベース」が完成する。
個人的にも、毎日使うほどお気に入りのサービスとなっています。

1年ほど個人で活用していたが、外部公開してみることに

こういった開発背景もあり、あくまで最初は「個人用」に作ったサービスでした。
そのため、特に外部公開もせず、一人で平穏に活用していました。

でも、こうやって使っていると、「自分以外の人にも役立つ機能だなー!」「せっかくなら使ってもらおう…!」という思いがふつふつと湧きました。
その結果、ユーザー登録機能をつけて外部公開することになりました。

会社での開発とは違い、難しい点

ユーザー登録機能の追加後、「いざ!」という気持ちでサービス公開をしました。

しかし、思っている以上に、多くの人の「使ってもらう」のは難しい。。

「今の時代、SNSとかGoogleを活用すれば、個人でも余裕でPRできそう。」
そんな甘い思いすらありました・・・笑

実際には、自分が人気インフルエンサーでないと、どれだけネット上でPRしても、そう簡単には多くの人に認知すらしてもらえません。

なんていうか、「でっかい海のど真ん中で、一人で声を上げている感覚」、、(笑)
ただサービスを公開すれば一気にバズる。・・・なんて無理な話だと痛感しました。

でも、個人的には大活躍しているアプリなのは間違いない。
自分と同じように、このサービスが”刺さる”人は、間違いなくいると信じています。
気長に、少しずつサービス改善しながら、多くの人に喜ばれるサービスを作っていきます!

最後に

自分も大の読書好きとして、今後もこのサービスは改善しつづける予定です。
機能要望などいただければじゃんじゃん対応するので、これからもよろしくお願い致します!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

HighlightPicker開発者より


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